ビジョン

私は、約8年間、都内を中心にアスレティックトレーナーとして活動。2008年に地元山梨へ拠点を移しました。

地元を離れていた8年間で子どもをとりまく環境が大きく変化していることを強く感じています。

最近の子ども達は昔に比べて、外で遊び、元気良く走り回る姿を見なくなりました。
遊びといえばテレビゲーム・カードゲームなど。
長時間座ったままの姿勢を維持すること、夜遅くまで夢中になり寝不足になる、活動量の低下によって食欲低下になるなど、子供の成長には決して良くない環境が現実にあります。

さらには、運動している子ども、しない子どもの運動量の差がどんどん大きくなっており、
専門家の先生方の間でも、この『二極化』を問題視しています。
運動をしなくなった子ども達の傾向として、

・ 疲れやすい  ・ 姿勢が悪い  ・ 元気がでない  ・ 集中力がない
・ あまり食欲がない  ・ 転んだだけで大きな怪我(骨折など)をしてしまう。
この流れにのってしまうと、負のスパイラルへ。。。

また、特定のスポーツだけをする子ども達においては、技術的なトレーニングの発展にともない、幼少期から特異的な動きを繰り返し続けるため、身体のアンバランスを引き起こしたり、局所的に負荷がかかり様々なスポーツ障害につながる危険性もあります。そして単一的に技術の習得に励む傾向をみると動きの多様性がなくなり対応力もなくなってきていると感じています。

「体力」はあるが、バランスが悪く、多様な動きが身についていない。

ただ単に体力が「ある」、「ない」だけではなく、細分化していくと「3極化」してきているとも言えるかもしれません。
これは、日々の生活のなかで身体のバランスを戻す『セルフコンディショニング(ストレッチやエクササイズ)』を行っていれば回避できることでもあります。
こうした今の子ども達に最も必要になっているのは、『正しいからだの使い方の習得』だと考えます。
様々な『遊び』を通して、『コーディネーション能力(連動性・調整力)』『バランス能力』を高めていきます。

昔は外遊びの中で得られていた部分です。

子どものころから色々なからだの動きを経験していくことで、からだの土台(基礎体力)を大きくすることが出来ると思っています。もちろん全てのスポーツでのパフォーマンスアップにも役立つことは言うまでもありません。

『アスとれ』=明日のための、トレーニング。

アスレティック・トレーナーとしてアスリートをサポートしてきた知識と経験を、子ども達に伝えていきます。

 

アスとれ総合型クラブ代表 花輪和志